いんちょうブログ
長崎県諌早市にある鶴田歯科医院 院長のブログです。
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ある歯科医の話し
2010/06/07 22:58 [Mon]
category:未分類
長崎県諫早市の鶴田歯科医院、院長の鶴田博文です。

?ある歯科医の話し?

ある歯科医が、メンター(師)に相談した。
その歯科医は30代後半で、父親の歯科医院に継承することを前提にそこで働いているのだった。
少なくとも治療の技術は高いレベルにあるとそのメンター(師)は思っていた。
それは多くの人が認めていた。

しかし、いざ父親と一緒に仕事をすると父親には「お前はまだまだ修行がたりない」、「そんなんじゃダメだ」と口癖のように言われ続けているのだそうだ。

その歯科医が「なんでそんなこと言うのだ、どこがダメなのか言ってくれ」ときいても「だからまだ修行が足りんのだ」の一点張り。

彼はその意味がわからず、技術だけは自信があるだけに納得できない。

最近、父親の言葉に堪えかね、別の土地で開業しようかと言っている。

そこで、メンター(師)は静かに言った。
「本当に良い治療するということは、だれに喜んでもらいたいのか。そこに思いを込めて治療することなんだ。君はその人のために魂を入れて仕事をしているかい」

メンター(師)からその言葉を聞いた歯科医は治療に取り掛かる前に、その人(患者)のことに興味をもち、その人が望んでいることに真剣に耳を傾けるようになった。

すると、その人(患者)は治療前に自分の話をよく聞いてもらえたのか、安心して治療をその若い歯科医に任せることができた。もちろんその歯科医の腕はいいので、その人(患者)はとてもよろこんだ。

その人(患者)はとても感動したのでその体験を話さずにいられない。自分の家族、職場、地域の人にその歯科医に治療してもらった自分の歯のことを話し始めた。

それから多くの人がその歯科医院の患者になり、以前と比較してその歯科医院で働く人も倍になった。

その歯科医はけっして奢ることもなく、常に目の前にいる人(患者)の話す言葉やしぐさ、目の動きに集中し、その人がもっとも喜ぶ方法を模索してから治療にとりかかるというスタンスを持ち続けた。

3年が経ったある日、父親が息子の治療した後の患者の歯を見て驚いた。彼の治療した歯はさらに腕に磨きがかかり、素晴らしい状態で機能し続けていた。

父親は息子に言った。「もうお前に教えることなど何もない」と。


なんとも深い話ではないだろうか。

ボクはこの「魂を入れる」という言葉にまったく同感であり、そしていつでもそうありたいと切に願っている。
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