いんちょうブログ
長崎県諌早市にある鶴田歯科医院 院長のブログです。
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墓参り
2009/12/03 21:45 [Thu]
category:未分類
みなさん、こんにちは!
長崎県諫早市の歯科医院鶴田歯科医院、院長の鶴田博文です。

墓参りをしてきました。

墓石にコケがついていたので、思い切ってきれいにすることにしました。
数時間かけて墓石を歯石とりの要領できれいにしていきました。

最後に法名塔のコケをきれいにしていたときです。

ふと今年2月に他界した祖母の名に目がいきました。
祖母は97歳まで生きました。

ボクはおばあちゃんが大好きでした。

両親が共働きだったために、おばあちゃんに小さいときからよく面倒をみてもらいました。

小学生のころ自分の名前が書けるように教えてくれたのもおばあちゃん。
キャッチボールをしてくれたのもおばあちゃん。
初めて歯医者に連れて行ってもらったのもおばあちゃん。
母が出張でいないときにお弁当を作ってくれたのもおばあちゃん。
大学の学費を出してもらったのもおばあちゃん。
開業して初めての患者できてくれたのもおばあちゃん。

晩年は入退院を繰り返していました。

高齢化すると歯ぐきが急にやせてきて義歯が合わなくなってきます。
ボクは入院先の病院によくマッキーと一緒に往診に行って義歯の調整をしていました。

「ここ痛いのは、どういうわけ?」おばあちゃんはいつもボクにそう不思議そうに聞いていました。

調整が済むと、大好きなアンパンをたべてみて、ちゃんと痛くなくなったかいつも確認していました。
「こいでようかめるごとなった。ありがとう」

最期の数ヶ月は病院で寝たきりになりました。

口から食べ物がとれなくなりました。
ボクが作った義歯はもう外したままになっていました。

ボクはたとえ口から食事がとれなくなっても口の中をキレイにしようと思って、消灯間際に病室に行き祖母の口の中をキレイにしていました。

毎日少しずつおばあちゃんの意識が遠くなっていきましたが、それでもボクは祖母の口の中をキレイにしていました。
キレイにした後、祖母の目に涙が浮いていることもありました。

もちろん、その病院でも口腔ケアをちゃんとしていただいてはいましたが、ボクは祖母の主治の歯科医でもあるので、いつも汚れやすいところはよく知っていました。


その日はどういうわけか、午前中から患者様の予約のキャンセルが相次ぎました。

午後4時ころ母から電話がかかってきました。
病院へいそぎました。

ちょうど他界したところでした。

義歯をいれました。
口の中はすでに乾燥していましたが、なんとか吸着しました。

おばあちゃんには2つの義歯をつくりました。
開業して初めてつくったのがおばあちゃんの義歯でした。

一生懸命、つくりました。
おかげで大好きなおせんべいを食べれるほどまでになりました。
咀嚼すると奥歯でバリッボリッと音がしていました。

「ヒロフミの作ったのは調子のよか、いっちょん痛うなか。なんでんたべらるっ」

いつもよく口にしてくれたあの声がきこえたような気がしたのですが気のせいでした。

そんなことを思い出しながら磨いていると、いつの間にか墓石はみんなきれいになりました。
ピカピカになりました。

お線香に火をつけて、おばあちゃんにいろんなことを報告し合掌しました。

今年はたくさんの講演会で話したことや、医院のメンバーみんながとてもがんばってくれたこと。
3人の子どもたちが素直で健康にそだっていること。
そして、ボクが愛野記念病院で口腔ケア活動を続けてもうすぐ一年になることとも話しました。

いま自分がここにいて、毎日が充実しているのはおばあちゃんのおかげです。 
ありがとう。
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