いんちょうブログ
長崎県諌早市にある鶴田歯科医院 院長のブログです。
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これでいいのか?
2009/05/12 19:44 [Tue]
category:未分類
みなさん、こんにちは!
長崎県諫早市の歯科医院鶴田歯科医院、院長の鶴田博文です。


私の所属している勉強会が終わり、懇親会での話です。

大きな総合病院の歯科口腔外科の医長をされているW先生が残念そうな顔をしてこうおっしゃいました。

「息子が大学受験で、歯学部に行きたいと、学校の先生に相談したらしいんだ。そうしたら、その先生は今、歯医者はとても多いし、国家試験もとおりにくくなってきているから、歯学部への進学はやめときなさいと言われたらしくて、ボクも複雑な気持ちなんだよ」 

そんなことを学校で言われるのか・・・と私は驚きを隠せませんでした。

きっと、その学校の先生はW先生が総合病院にお勤めだったため、歯科医であることを知らなかったのかもしれませんし、W先生の息子さんのことを思って真剣にアドバイスされたのでしょう。

今年の歯科医師国家試験の合格率は67.5%だったといいます。
12年前が80%くらいでしたので、年々歯科医になるのは難しくなっているようなのです。

ある新聞によると、国は合格率を50%まで下げる予定だといいます。

よく考えてみると、これはとてもおかしなことだと私は思うわけです。

20年以上前から、この国は歯科大学をたくさんつくり、歯科医が増えすぎるということがわかっていたわけで、その対策はわずかに定員を減らしたにすぎません。

その挙句、都合によって国家試験を難しくするというのはおかしいと思います。
資格試験をそんな理由で合格率をコントロールするなんて、「これはチョットおかしいぞ!」と思うわけです。

人は数値を図るためのものではありません。


歯学部に入り、6年間の専門教育を受け、臨床実習で経験をつみ、そして国家試験をうけるようになるまでにどれほど多くのハードルがあるのか。

もし、歯学部を卒業して歯科医になれなかった場合、その6年間の時間と知識と経験はどうなるのでしょうか。

現在日本には1500人を超える歯科医師の国家試験をうけるために浪人している人が存在しているといいます。

「歯科医になって社会に貢献をしたい」そうおもっている歯学生はたくさんいます。
夢をもって一生懸命勉強している人もたくさんいるはずです。

その夢を、歯医者が多過ぎるから・・という理由だけで、摘み取らないでほしい。
そう思うわけです。

もちろん国家試験は必要だと思います。

むやみやたら難しくするのではなく、
彼らの可能性を伸ばしてあげることこそが、
国の大切な仕事ではないでしょうか。

きっとこのままいくと、歯学部に入学する学生は少なくなり、そして数十年先には若い有能な歯科医はこの国から消滅してしまうのではないかと私は危惧しています。

歯科技工士にしても、歯科衛生士にしてもそうです。
各地の専門学校では定員割れが起きている状況だといいます。

これは少子化の影響もあるかもしれません。


あと40年後には私たちの世代が介護を受ける年代になります。
そのときに「口腔ケア」をしてくれる歯科医師、歯科衛生士はいるのでしょうか。
ちゃんとしたインプラントや義歯をつくるウデのある歯科技工士は・・・・

お口がどうにもならないことで困っている方はたくさんいます。
その機能を回復し、その方の健康を維持し、そして豊かな生活を実現するのが私たちの仕事です。

仕事とは問題を解決するために挑むことです。
たとえそれが困難なことでも・・・・

歯科医療は、とてもすばらしい仕事だと私は思います。
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