いんちょうブログ
長崎県諌早市にある鶴田歯科医院 院長のブログです。
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夏の思い出(6)
2008/07/23 20:57 [Wed]
category:未分類
このトランザムの出現によって、このゼロヨンの雰囲気は明らかに変わってきた。
これまでは知り合いが多く、和気あいあいといった感じだったが、全員の目つきが変わりだした。

その日からほとんど、このトランザムの圧勝。
ダントツの状態が続いた。
誰もが舌を巻いた。

しばらくすると、ポルシェだとかアメ車を持ち込む人が出てきた。
すると、それらを目標に国産乗用車を改造しまくる。
マフラー径はしだいに大きくなり、ボンネットの中の蝸牛も大きくなる。

パワーアップした国産車でポルシェに勝ったヤツがいた。
そいつはそこではスターとなった。
しかし、そのトランザムが来た日には絶対に勝てなかった。

彼はどういうわけか、一回しか走らない。
そして、誰かと話すわけでもなく、すぐにいなくなってしまう・・・

そのトランザムはいつ見てもきれいだった。
まるで顔が鏡のように映るくらいまで、ピッカピカにワックスが掛けられていた。
徹底的に磨き上げられた美しい車だった。

ホイール、タイヤ、オーバーフェンダー、エンブレムなどの細かいところまでが尋常でないくらいに清潔なのだ。この美しさはディーラーに展示してある新車とは違う異色のものだった。

なんというか、明らかに人の手で何度も何度も愛着を持って磨き上げられたといった感じである。
こんなに磨き上げられた車はいままでみたことがなかった。

GTRをカリカリにチューンしまくった人。
給料ほとんどをぶっ込んだフェアレディ。
エアロパーツで武装した鉄仮面。
派手なリアスポのスープラ。
35の扁平タイヤを履いたRX-7。
180、シルビア、86。
ランエボ、インプ。
シビックRS。

みんな車が大好きでそこそこ磨いてはいたようだが、トランザムが出現したとたん、すべての車が色あせて見えてしまう。

そのくらい強烈なインパクトだった。

そのうち、このトランザム見たさなのか、集まる人もしだいに増えていった。
自然とこのトランザムの噂は少しづつ広がっていった。

(続く・・・)

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ボクが昔趣味で書いた原稿が部屋の整理をしていたら出てきましたので、大幅に加筆、訂正を加え再編集をしてみました。

基本的には事実に基づいていますが、フィクションですので、どうかご了承ください。

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